佐々木正美先生の言葉

先日本屋に行き、久しぶりに佐々木正美先生の本に引き寄せられました。

「子どもの心が見えてくる」

この本は、昨年の9月に発行された新しい本です。

 

佐々木正美先生の講演を初めてきいたのは、

今から25年以上前のことでしょうか・・・

それから何度か、

子どもの発達に関するお話や、自閉症に関するお話をお伺いし、

深く感銘を受けたことを覚えています。

ご著書もたくさん読みました。

(エレベーターでご一緒したこともあります!)

 

残念なことに、2017年逝去されました。

 

こどもの話をされる方の中で、

佐々木先生を超える方はいらっしゃらないのではないか、

日本中、いや世界中のみんなが、

佐々木先生の言葉を、お考えを、伝えたかったことを、

胸に刻むことができたら・・・

世の中は、ずいぶん違ったものになるのだろうなと思います。

 

今回、本当に久しぶりに(20年ぶりくらい?笑)

佐々木先生の本を読み、

自分の経験や学んできたことと重ね合わせ、

ああそうなのだ、と

20年前よりもっと

腑に落ちている私がいます。

 

それは、

「こどもが望んだように親から愛されること」

望んだように愛されるから、自分も人を愛せるようになるということ

 

それは、

「親が信じて待っててくれること」

信じて待っててくれるから、自分を信じられるようになるということ

自分を信じられたら、人も信じられるようになるということ

自分を信じられたら、自分を律することができるようになるということ

 

この土台ができていないのに、

子育てのテクニックをいくら試しても、

うまくいかないでしょう。

 

この土台さえしっかりできていたら、

子どもは安心して大きくなれるでしょう。

 

たしかに、

障害があるお子さんや育てにくいお子さんの子育ては、

大変ですし、

より一層工夫が必要だとは思います。

 

でも、

子どもが豊かに育っていく道筋や

子育てで何が大事なのかを

分かっているだけで、

そして、

そのために自分ができることを真剣に考え

取り組むならば、

必ず道は開けると思います‼

 

子どもが望むように、

もっというなら、

子どもの魂が望むように、生きたらいいと思います。

 

大人の望むタイミングではなく、

子どものタイミングで、

できるようになったらいいのです。

 

大人は、

それができるように、

環境を整え、

愛を送り、

適度な距離をもって寄り添い、

安心して、

待つだけなのだと思います。

 

 

 

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