未来を旅するハーモニー

今日は久しぶりに、

短い時間でしたが、

動く雲をゆっくり眺めて過ごしました。

 

すると、浮かんできたメロディは…

「雲が流れて、光がさして、見上げてみれば・・・ら・ら・ら・・・」

作詞:新沢 としひこ 作曲:中川 ひろたかの「虹」という歌の一節でした。

 

そして、それと同時に思い浮かんだのは、

つい先日、急逝のお知らせが届いた元職場の大先輩Tさんの笑顔…

Tさんとは、私がまだまだ右も左も分からない頃に出会い、

2~3年ほど、近くで一緒にお仕事をさせていただきました。

 

いつも「がははは・・・」と大きな声で笑い、

ギターを弾き、

こどもたちとの対話が楽しくて、

傍にいて大船に乗った気分で楽しく過ごさせていただきました。

 

その中でも、

こどもたちの希望で企画した「お昼の放送」は、

私の宝物の1つです。

 

私は、言葉の表出が難しい中1のOさんと50音表でやりとりしながら、

必死で内容を聞き取って「ポケモンコーナー」を担当しましたっけ。

Tさんは、中2のSさんと一緒に「昭和歌謡のコーナー」担当でした。

 

毎日、キラキラ輝いていた日々だったなあ…

その瞬間その瞬間を、必死で生きていたからでしょうね。

 

 

そんなことを思いながら、

もう1曲思い出しましたよ。

 

ドリカムさんの「未来を旅するハーモニー」という歌です。

この歌は、卒業式の頃にTさんとも一緒に歌ったと思います。

 

「どんな声も 音も 歌も どこまでも昇って 宇宙を漂う」

 

この歌詞を聞いて

私はどれだけ救われたことでしょう。

 

人との別れ

例えば卒業式では

卒業式の歌を歌いながら

なんともいえない気持ちがこみ上げてくるものです。

 

成長したこどもたちの姿は輝いていて美しいけれど

これで終わってしまう

お別れになってしまう と。

 

でも、この歌詞を聞いたとき

私たちが一緒に歌ったこの声は、

どこまでも昇って、

いつまでも宇宙を漂うんだと

ふっと腑に落ちて、

「決してなくならない」と安心して

嬉しくなりました。

 

だから今でも、

悲しい別れの時は

この歌詞を思い出します。

 

Tさんと歌った曲は数知れず・・・

(昭和歌謡は一緒に歌いませんでしたけど笑)

一緒に歌ったどの曲も、

がはは笑いも、

何気ない対話も、

ずっと、ずっと、永遠に、

宇宙を漂っているのだと思います。

 

Tさんありがとうございました。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

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