今日は傘いらずで、灰色の空が優しい一日でした。
・・・そんな今日は、
以前勤めていた学校で、公開授業があるということで、行ってきました。
道端には紫陽花が。
咲き始めは嬉しいけれど、
つい枯れてしまうことを想像して切なくもなってしまうのは、わたしだけでしょうか?
さて、1年以上ぶりに会ったこどもたちの反応は?といえば、
・目が合ったとたんにそらし、見なかったことにする子
・記憶を辿るようにじーっとみつめてくる子
・私のことを「知らない」という子(あんなに一緒に勉強したのに‼笑)
・違う名前で私のことを呼ぶ子
・一生懸命自分の近況報告をする子
・・・いろいろでした。
最近、喫茶去(きっさこ)という言葉に出会ったのですが、
これは禅語だそうで、
「お茶を飲んで去りなさい」
という意味だとか。
私に教えてくださった方は、
「一期一会」と同じ意味とおっしゃっていました。
そう、この以前一緒に勉強した子たちは、
まさに、私とお茶を飲んで去っていった子たちだなと。
私のことを覚えていようがいまいが、
ある時間を共有した子たち。
人生のある時期に
偶然出会い、
お互いのあるものを交換し合い、
そして、
「では、また」と
去っていった子たち。
私は、本当にかけがえのないものを
たくさんの子たちから受け取りました。
まだまだ道の途中ではありますが、
少しずつ、少しずつ、
見えてきたものがあります。
出会った子たちから
教えてもらったことがたくさんあります。
私自身、間違った解釈をしないように気をつけながら、
謙虚さを忘れないようにしながら、
次に出会う子たちに
つないでいきたいな。
いつでも、お茶を飲みに来てくださいね。